ファクタリングは審査がゆるい?通過率90%の理由と落ちないための準備を解説

ファクタリングは審査がゆるい?通過率90%の理由と落ちないための準備を解説

「銀行融資の審査に落ちた」「赤字決算でも資金調達したい」そんな悩みを抱える経営者やフリーランスの方に注目されているのがファクタリングです。ファクタリングは審査がゆるいと言われますが、その理由はなぜなのでしょうか。また、審査通過率が高い一方で落ちてしまうケースもあります。この記事では、ファクタリングの審査の仕組みから、通りやすい会社の選び方、事前準備、悪質業者の見分け方まで徹底解説します。資金調達を確実に成功させたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

目次

ファクタリングの審査がゆるいと言われる3つの理由

ファクタリングの審査がゆるいと言われる3つの理由

ファクタリングは「審査がゆるい」「銀行融資より通りやすい」と言われています。

しかしその理由を正確に理解している方は少なく、「なんとなくハードルが低そう」という印象だけで利用しようとするケースも見受けられます。

ファクタリングの審査がゆるいと言われるのには、明確な構造的理由があります。

ここでは3つの核心的な理由を解説します。

理由①|審査対象は「自社」ではなく「売掛先」の信用力

ファクタリングの審査で最も重要視されるのは、自社の財務状況ではなく売掛先(取引先)の信用力です。

ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権(請求書)をファクタリング会社に売却し、現金化する金融サービスです。

ファクタリング会社は購入した売掛債権を、後日売掛先から回収することで収益を得ます。

つまり、ファクタリング会社が気にするのは「売掛先がきちんと支払いをしてくれるか」という点であり、自社の赤字・債務超過・税金滞納といった経営状態は審査の主軸にはなりません。

例えば、自社が赤字決算であっても、売掛先が上場企業や大手企業であれば、高い確率で審査に通過できます。

これがファクタリングの審査がゆるいと言われる最大の理由です。

一方で、自社の信用力が低くても売掛先の信用力が高ければ通るという構造は、売掛先の倒産リスクにもつながるため、ファクタリング会社は売掛先の決算情報・業歴・業種などを慎重に調査します。

理由②|銀行融資と審査の仕組みが根本的に異なる

銀行融資とファクタリングは、資金調達という目的は同じですが、審査の仕組みが根本的に異なります。

銀行融資は「お金を貸す」行為であるため、返済能力を担保するために自社の財務諸表・信用情報・担保・保証人などを厳しく審査します。

審査期間も数週間から数ヶ月かかることがあり、融資が下りるまでの時間的コストも大きいです。

一方、ファクタリングは「売掛債権を買い取る」行為であり、法律上は「債権の売買」として扱われます。

そのため、融資のような返済義務は発生せず、金融庁の貸金業登録も不要なケースがあります。

以下の比較表で両者の違いを確認してください。

項目 銀行融資 ファクタリング
審査対象 自社の信用力・財務状況 売掛先の信用力
担保・保証人 原則必要 不要
審査期間 数週間〜数ヶ月 最短即日〜数日
赤字決算の影響 大きい(否決の主要因) ほぼない
信用情報照会 あり 原則なし
返済義務 あり なし(債権売却)

この構造的な違いが、ファクタリングの審査通過率を高める根本的な理由です。

理由③|審査通過率70〜90%の実態と「審査なし」の嘘

ファクタリング会社の多くは、審査通過率を70〜90%と公表しています。

銀行融資の審査通過率が中小企業向けで30〜50%程度と言われることを考えると、その通りやすさは歴然です。

ただし、「審査なし」を謳うファクタリング会社には注意が必要です。

正規のファクタリング会社は必ず何らかの審査を行います。

「審査なし」は事実上あり得ず、そのような謳い文句を使う業者は給与ファクタリング(違法)や手数料詐欺などの悪質業者である可能性が極めて高いです。

実際、金融庁は「ファクタリングを装った闇金融」について注意喚起を行っており、「審査なし」という言葉には十分に警戒してください。

審査通過率が高い理由は「審査しないから」ではなく、「審査の基準が自社ではなく売掛先にあるから」であることを正しく理解しておきましょう。

審査がゆるいファクタリング会社に共通する5つの特徴

審査がゆるいファクタリング会社に共通する5つの特徴

一口にファクタリング会社といっても、銀行系・ノンバンク系・独立系など種類はさまざまで、審査の厳しさにも大きな差があります。

審査が通りやすいファクタリング会社には、共通する5つの特徴があります。

これらの特徴を押さえることで、審査通過率の高い会社を効率よく選べるようになります。

特徴①|独立系ファクタリング会社である

ファクタリング会社は大きく「銀行系・ノンバンク系」と「独立系」に分類されます。

銀行系・ノンバンク系は親会社の審査基準に縛られるため、審査が比較的厳しい傾向があります。

一方、独立系ファクタリング会社は独自の審査基準を持ち、柔軟な判断が可能です。

個人事業主・フリーランス・設立間もない法人・赤字企業など、銀行系では断られるケースでも対応してくれる会社が多いのが特徴です。

独立系は手数料がやや高め(2社間で8〜20%程度)という側面もありますが、審査の通りやすさを優先する場合には独立系を選ぶのが賢明です。

特徴②|オンライン完結・来店不要で申し込める

オンライン完結型のファクタリング会社は、書類提出・審査・契約・入金まで全てオンラインで完結します。

来店不要のため全国どこからでも利用でき、対面での細かい財務ヒアリングが省略されるため、審査基準がシンプルで通りやすい傾向があります。

また、オンライン完結型は審査スピードも速く、最短即日〜翌営業日の入金に対応しているケースが多いです。

書類はPDFやスマートフォンで撮影した画像でも受け付けてくれる会社が増えており、手続きのハードルが大幅に下がっています。

特徴③|少額(10万円〜30万円)から対応している

少額(10万円〜30万円)からのファクタリングに対応している会社は、個人事業主・フリーランス・小規模事業者を主なターゲットとしているため、審査基準が柔軟に設定されています

対象金額が小さいほど、ファクタリング会社側のリスクも低くなり、審査が通りやすくなるという側面もあります。

初めてファクタリングを利用する場合や、審査に不安がある場合は、まず少額の請求書で申し込むことで通過率を高める戦略が有効です。

なお、少額対応のファクタリング会社でも、手数料率は請求書金額に対して一定のパーセンテージで設定されるため、金額が少なくても実質的なコスト負担割合は変わりません。

特徴④|2社間ファクタリングに対応している

ファクタリングには「2社間」と「3社間」の2種類があります。

2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社の2者間で取引を完結させる方式で、売掛先への通知が不要です。

売掛先への通知が不要なため、取引先との関係を維持したまま資金調達できるというメリットがあります。

また、3社間は売掛先の同意が必要なため審査・手続きに時間がかかりますが、2社間は自社とファクタリング会社のみで進められるため審査スピードが速く、実質的な審査基準も通りやすいです。

手数料は2社間の方が高め(目安:5〜20%)ですが、スピードと審査通過率を優先するなら2社間対応の会社を選ぶことをおすすめします。

特徴⑤|業種・売掛先の制限が少ない

ファクタリング会社によっては、対応業種・売掛先を限定しているケースがあります。

例えば「建設業のみ対応」「上場企業の売掛先のみ対応」といった制限を設けている会社では、それ以外のケースは審査自体が通りません。

一方、業種・売掛先の制限が少ない独立系ファクタリング会社では、IT・医療・飲食・建設・農業など幅広い業種に対応しており、売掛先も中小企業・個人事業主の請求書まで取り扱ってくれます。

公式サイトの「対応業種」や「対象売掛先」の記載を必ず確認し、自分の状況に合った会社を選ぶことが重要です。

【状況別】審査に通りやすいケース・通りにくいケース

【状況別】審査に通りやすいケース・通りにくいケース

ファクタリングは銀行融資より審査が通りやすいとはいえ、全ての申し込みが承認されるわけではありません。

自分の状況が審査に有利かどうかを事前に把握しておくことで、申し込み前の準備を適切に行えます。

ここでは、審査に通りやすいケースと通りにくいケースを状況別に整理します。

審査に通りやすい5つのケース

以下の条件を満たしている場合、ファクタリング審査の通過率は大幅に高まります。

  • 売掛先が上場企業・大手企業・官公庁など信用力の高い法人:支払い能力への疑念がなく、審査が通りやすい最も有利な条件です。
  • 売掛先との継続的な取引実績がある:取引が長期にわたっている場合、取引の実在性が証明しやすく審査官に安心感を与えます。
  • 請求書の支払い期日が近い(30〜60日以内):支払いサイトが短いほどリスクが低く、ファクタリング会社が承認しやすいです。
  • 請求書の金額が適切(50万円〜500万円程度):極端な少額や高額は審査に引っかかることがあり、中程度の金額帯が最も通りやすいです。
  • 業歴1年以上の法人・個人事業主:事業の継続性が確認できることで、審査への信頼度が高まります。

審査に通りにくい5つのケースと対策

審査に通りにくいケースと、それぞれへの対策を以下にまとめます。

  • 売掛先が個人や小規模事業者:支払い能力の審査が難しく否決されやすい。→対策:売掛先の与信情報を可能な限り提供し、継続取引の証拠を揃える。
  • 支払い期日が90日以上先:リスクが高く手数料も跳ね上がる。→対策:支払い期日が近い別の請求書を選ぶか、対応サイトが長い専門会社を選ぶ。
  • 請求書の金額が極端に少額(5万円以下)または高額(1000万円超):少額は採算が合わず、高額は審査が厳しくなる。→対策:少額の場合は少額対応専門の会社を選ぶ。高額の場合は複数回に分けるか、大手ファクタリング会社を利用する。
  • 売掛先への売掛債権が既に譲渡担保に入っている:二重譲渡リスクがあり法的問題になる可能性がある。→対策:既存の担保設定を解除してから申し込む。
  • 創業1年未満・取引実績が1〜2回のみ:取引の実在性・継続性の証明が難しい。→対策:契約書・発注書・納品書など取引の実在を示す資料を全て揃える。

赤字・税金滞納・債務超過でも審査に通る可能性

「赤字決算だから申し込めない」「税金を滞納しているから無理だ」と諦めている方も多いですが、ファクタリングではこれらの事情が直接的な否決理由にはなりません

繰り返しになりますが、ファクタリングの審査基準は自社ではなく売掛先の信用力にあるためです。

ただし、税金滞納がある場合は国税・地方税の差押えリスクがあり、売掛債権に対して税務署が差押えを行う可能性があることから、審査に影響する場合があります。

具体的には、国税滞納があると売掛債権が国税優先で差し押さえられるリスクがあるため、ファクタリング会社が慎重になることがあります。

それでも、独立系の審査が柔軟なファクタリング会社であれば対応してくれるケースも多く、まず相談してみることをおすすめします。

債務超過・赤字・創業間もない会社でも審査通過実績のある会社を選ぶことが重要です。

個人事業主・フリーランスの審査通過のコツ

個人事業主・フリーランスでもファクタリングは利用可能ですが、法人と比べると利用できる会社が限定される場合があります。

審査通過のコツは以下の5点です。

  • 取引先が法人の請求書を選ぶ:個人向けの請求書より法人への請求書の方が審査が通りやすい。
  • 継続取引の証拠を揃える:過去の入金履歴・契約書・発注書などを提示することで信頼性が上がる。
  • 開業届・確定申告書を準備する:事業実態の証明として有効。
  • 個人事業主対応を明示している会社を選ぶ:公式サイトで「個人事業主OK」「フリーランス対応」と記載のある会社を優先する。
  • 少額から始める:初回は小さな金額で実績を作り、次回以降の審査を通りやすくする戦略が有効。

審査がゆるくても落ちないための5つの事前準備

審査がゆるくても落ちないための5つの事前準備

審査通過率が高いファクタリングでも、事前準備が不十分だと書類不備や取引の実在性確認で審査が遅延・否決されることがあります。

確実に審査を通過するために、申し込み前に行うべき5つの準備を解説します。

準備①|売掛先の信用力が高い請求書を選ぶ

複数の請求書がある場合、売掛先の信用力が最も高い請求書を選ぶことが最重要の準備です。

売掛先の信用力の目安は以下の通りです。

  • 官公庁・自治体(最高評価)
  • 東証プライム上場企業
  • 東証スタンダード・グロース上場企業
  • 大手・中堅の非上場法人
  • 中小企業・小規模事業者(審査が難しくなる場合あり)

同じ自社の状況でも、売掛先の信用力次第で審査結果が180度変わることがあります。

「どの請求書でファクタリングを申し込むか」という選択が、審査通過の第一歩です。

準備②|必要書類を不備なく揃える【チェックリスト付】

書類の不備は審査遅延・否決の主要な原因のひとつです。

以下のチェックリストで、申し込み前に書類を全て揃えてください。

  • 売掛先への請求書(対象のもの)
  • 通帳のコピー(直近3〜6ヶ月分):入金状況・取引実績の確認に使用
  • 本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカードなど
  • 登記簿謄本または開業届:法人は登記簿謄本、個人事業主は開業届・確定申告書
  • 決算書(直近1〜2期分):法人向けファクタリングでは求められることが多い
  • 売掛先との契約書・発注書(あれば):取引の実在性証明に有効

オンライン完結型の場合はPDF・写真データで提出できるため、事前にスキャンまたは撮影しておくとスムーズです。

準備③|取引の実在性を証明する資料を用意する

ファクタリング会社が審査で最も警戒するリスクのひとつが「架空請求書詐欺」です。

実在しない取引を記載した請求書を使ってファクタリングを申し込む不正行為が後を絶たないため、審査では取引の実在性が厳しく確認されます。

取引の実在性を証明するために有効な資料は以下の通りです。

  • 売掛先との業務委託契約書・発注書・注文書
  • 納品書・検収書・業務完了報告書
  • 売掛先からの過去の入金履歴(通帳明細)
  • メール・チャット等のやり取り記録

これらの資料を積極的に提出することで、審査担当者の心証が良くなり、通過率が高まります。

準備④|希望金額を適切に設定する

希望金額の設定も審査通過率に影響します。

一般的に、ファクタリングの買取金額は請求書金額の70〜90%程度が目安です。

請求書金額の100%を希望すると審査が通りにくくなることがあるため、90%以内に抑えることをおすすめします。

また、初めて利用する会社では少額から始めて実績を作ることで、2回目以降の審査が通りやすくなり、利用限度額も引き上げてもらいやすくなります。

希望金額が大きいほどリスクが高くなるため、最初の申し込みでは控えめな金額設定が賢明です。

準備⑤|複数社に同時申し込みする

ファクタリングの申し込みは、複数社に同時申し込みしても問題ありません

銀行融資と異なり、ファクタリングの審査では信用情報機関への照会が原則行われないため、複数社への申し込みが信用情報に傷をつけることはありません。

複数社に申し込むメリットは以下の通りです。

  • 1社に落ちても他社で通過できる可能性がある
  • 複数の審査結果・手数料を比較して最も有利な条件を選べる
  • 急ぎの場合は最速で入金できる会社を選択できる

ただし、同一の請求書で複数社に申し込む場合は、実際に1社にしか譲渡できない点に注意が必要です。

審査通過後は速やかに1社に絞り、他社には辞退の連絡を入れるのがマナーです。

【警告】「審査なし」を謳う悪質業者の見分け方

【警告】「審査なし」を謳う悪質業者の見分け方

ファクタリング市場の拡大とともに、悪質業者・偽装ファクタリングによる被害が増加しています。

「審査なし」「即日無審査」を謳う業者には特に注意が必要です。

ここでは悪質業者の見分け方と、被害に遭わないための対策を解説します。

悪質業者・偽装ファクタリングの3つの特徴

  • 「審査なし」「無審査」を明言している:正規のファクタリング会社は必ず審査を行います。「審査なし」は事実上あり得ず、違法な貸金業や闇金融の可能性が非常に高いです。
  • 給与・個人の売掛金をファクタリングと称して買い取る:給与ファクタリングは最高裁判所の判例(2023年・令和5年2月20日)で貸金業と判断されており、貸金業法上の無登録営業となります。個人の給与を対象にしたファクタリングは原則として違法です。
  • 手数料が異常に高い(30%以上):正規のファクタリングの手数料は2社間で5〜20%、3社間で1〜9%が相場です。これを大幅に超える手数料を設定している場合は注意が必要です。

被害に遭わないための3つの確認事項

  1. 会社の所在地・法人番号を確認する:実在する事務所が登記されているか、国税庁法人番号公表サイトで法人番号を検索して確認してください。
  2. 金融庁の警告リストを確認する金融庁のファクタリングに関する注意喚起ページで悪質業者のリストを確認できます。申し込み前に必ずチェックしてください。
  3. 契約書の内容を必ず確認する:ノンリコース(償還請求権なし)の記載があるか、手数料・条件が口頭説明と一致しているか必ず契約書で確認してください。

被害に遭った場合の相談先一覧

万が一悪質業者に被害を受けた場合は、以下の窓口に相談してください。

  • 金融庁 金融サービス利用者相談室:0570-016811(受付時間:平日10時〜17時)公式ページ
  • 国民生活センター・消費生活センター:188(消費者ホットライン)公式ページ
  • 警察相談専用電話:#9110
  • 弁護士・司法書士への法律相談:悪質な契約を締結させられた場合は早急に専門家へ相談

審査がゆるいファクタリング会社を選ぶ5つのチェックポイント

審査がゆるいファクタリング会社を選ぶ5つのチェックポイント

審査がゆるいファクタリング会社を探すとき、審査の通りやすさだけでなく、信頼性・透明性・条件の適切さを総合的に判断することが重要です。

以下の5つのチェックポイントを確認してから申し込みましょう。

チェック①|手数料の上限が明示されているか

信頼できるファクタリング会社は、公式サイトに手数料の上限・下限・目安を明示しています。

「手数料は要相談」「個別に算定」のみの記載で一切数字が示されていない会社は、交渉次第で不当に高い手数料を請求される可能性があります。

一般的な手数料の相場は、2社間ファクタリングで5〜20%、3社間ファクタリングで1〜9%です。

これを大幅に超える手数料を提示された場合は利用を見直してください。

チェック②|償還請求権なし(ノンリコース)か

ファクタリング契約において、「ノンリコース(償還請求権なし)」であることを必ず確認してください。

ノンリコースとは、売掛先が倒産・支払い不能になっても、自社がファクタリング会社への返済義務を負わないことを意味します。

一方、「リコース(償還請求権あり)」の場合、売掛先が支払えなくなると自社が代わりに支払わなければならず、実質的に融資と同じリスクを負うことになります。

正規のファクタリングはノンリコースが原則であり、リコース型を提示してくる会社は要注意です。

チェック③|会社情報(所在地・代表者)が公開されているか

信頼できるファクタリング会社は、公式サイトに会社名・所在地・代表者名・設立年・登記情報などを明示しています。

これらの情報が一切記載されていない、または確認できない会社は悪質業者の疑いがあります。

確認方法として、国税庁法人番号公表サイトで法人番号を入力し、登記状況を検索することをおすすめします。

また、Googleマップで会社の所在地を確認し、実在するオフィスが存在するかどうかもチェックポイントです。

チェック④|口コミ・評判に極端な偏りがないか

GoogleビジネスプロフィールやSNSの口コミを確認することも有効な方法です。

ただし、高評価のみが並ぶ口コミは「サクラレビュー」の可能性もあるため、低評価の口コミ内容も必ず確認してください。

「説明と異なる手数料を請求された」「入金が大幅に遅れた」「連絡が取れなくなった」などのネガティブな口コミが複数ある場合は利用を避けましょう。

また、口コミが全く存在しない場合も注意が必要です。設立間もない会社や実績のない業者の可能性があります。

チェック⑤|金融庁の注意喚起リストに載っていないか

金融庁のファクタリングに関するページでは、悪質なファクタリング業者・貸金業法違反業者に関する注意喚起が随時更新されています。

申し込みを検討している会社名をこのリストで検索し、掲載されていないことを確認してください。

また、金融庁の貸金業者登録一覧で業者の登録状況を確認することも、悪質業者を排除する有効な手段です。

審査に落ちた場合の3つの選択肢

審査に落ちた場合の3つの選択肢

ファクタリングの審査に落ちてしまった場合でも、諦める必要はありません。

落ちた理由を冷静に分析し、適切な次の行動を取ることで、資金調達を実現できる可能性が十分にあります。

選択肢①|別のファクタリング会社に申し込む

ファクタリング会社によって審査基準は異なります。

A社で落ちても、B社では通過するケースは珍しくありません。

前述の通り、ファクタリングの審査は信用情報機関に照会しないため、審査落ちが信用情報に残ることはありません

別の会社に申し込む際には、落ちた理由を推測し、審査基準がより柔軟な独立系の会社や、自分の業種・状況に特化した会社を選ぶことが重要です。

選択肢②|売掛先・請求書を変えて再申し込みする

審査落ちの原因が「売掛先の信用力が低い」と判断された場合は、より信用力の高い売掛先への請求書を選び直して再申し込みすることが有効です。

複数の売掛先・請求書がある場合は、上場企業・大手法人・官公庁への請求書を選び直しましょう。

また、支払い期日が遠い請求書だった場合は、支払いサイトが短い(30〜60日以内)の請求書に変更することも審査通過率向上につながります。

選択肢③|他の資金調達方法を検討する

ファクタリング以外の資金調達方法も合わせて検討することをおすすめします。

  • 日本政策金融公庫の融資:創業間もない会社・赤字企業でも利用しやすい政府系金融機関の融資制度。日本政策金融公庫公式サイト
  • 信用保証協会付き融資:信用保証協会の保証を活用することで、銀行融資の審査ハードルを下げる方法。
  • ビジネスローン・事業者向けカードローン:銀行系・ノンバンク系のビジネスローン。ファクタリングより金利が低いケースもある。
  • 補助金・助成金:返済不要の公的支援金。中小企業基盤整備機構(J-Net21)で検索可能。

資金調達の手段は一つではありません。状況に応じて複数の選択肢を組み合わせることも視野に入れてください。

まとめ|審査がゆるいファクタリング会社で資金調達を成功させるコツ

まとめ|審査がゆるいファクタリング会社で資金調達を成功させるコツ

この記事では、ファクタリングの審査がゆるいと言われる理由から、通りやすい会社の選び方・事前準備・悪質業者の見分け方まで網羅的に解説しました。

最後に、ファクタリングで資金調達を成功させるためのポイントをまとめます。

  • 審査は自社でなく売掛先の信用力が鍵:赤字・債務超過でも信用力の高い売掛先の請求書があれば通過できる可能性が高い。
  • 独立系・オンライン完結型の会社が審査に通りやすい:柔軟な審査基準を持つ会社を積極的に選ぼう。
  • 事前準備が合否を左右する:売掛先選び・書類の完備・取引実在証明の3点を特に重視すること。
  • 「審査なし」は危険信号:悪質業者を避けるために金融庁の注意喚起ページを必ず確認する。
  • 複数社への同時申し込みで選択肢を広げる:信用情報に影響しないため、複数社に申し込んで最良の条件を選ぼう。

ファクタリングは適切に活用すれば、急な資金ニーズを解決する強力なツールです。

この記事を参考に、信頼できるファクタリング会社を選び、確実に審査を通過して資金調達を成功させてください。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Q. 個人事業主でも審査に通りますか?

A: 個人事業主・フリーランスでも、個人事業主対応を明示しているファクタリング会社であれば審査に通る可能性があります。売掛先が法人(特に大手法人・上場企業)の請求書であれば審査通過率が上がります。開業届・確定申告書・通帳コピーなど、事業実態を証明する書類を揃えて申し込むことが重要です。

Q. 創業1年未満でも利用できますか?

A: 創業1年未満でも利用できるファクタリング会社は存在します。ただし、取引実績・事業実態の証明が難しいケースがあるため、契約書・発注書・納品書・入金履歴などの資料を可能な限り揃えることが審査通過のポイントです。独立系で創業間もない会社への実績が豊富な会社を選ぶと通りやすくなります。

Q. 審査にはどのくらい時間がかかりますか?

A: ファクタリング会社によって異なりますが、オンライン完結型の独立系では最短即日〜翌営業日での審査・入金に対応しているケースが多いです。書類が全て揃っており、売掛先の信用力が高い場合は審査が最短2〜3時間で完了することもあります。3社間ファクタリングは売掛先の同意が必要なため、3〜7営業日程度かかる場合があります。

Q. 審査に落ちた履歴は信用情報に残りますか?

A: 正規のファクタリングでは、CIC・JICCなどの信用情報機関への照会は原則行われません。そのため、審査に落ちた履歴が信用情報に記録されることはなく、複数社への申し込みや審査落ちが将来の銀行融資や他の審査に影響を与える心配は基本的にありません。ただし、一部のファクタリング会社では独自の審査記録を保持している場合があります。

Q. 同じ請求書で複数社に申し込んでも大丈夫ですか?

A: 審査段階(申し込み〜審査中)であれば複数社への同時申し込みは可能です。ただし、同一の請求書を実際に2社以上に譲渡すること(二重譲渡)は違法であり、民法や詐欺罪に問われる可能性があります。審査通過後は1社のみと契約し、他社へは必ず辞退の連絡を入れてください。

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